※以下、性的な表現を含みます。このページの内容は必ずしも全腐女子の間で統一された見解ではありません。






まずはこれが基本的な定義。

・攻=性行為において性器を挿入する側。抱く側。すなわち男役。タチ。左側。
・受=性行為において性器を挿入される側。抱かれる側。いわば女役。ネコ。右側。
 「AB」ならAが攻でBが受。「BA」ならばBが攻でAが受。
 ABを自カプとした場合、BAが逆カプ。
 定義としてはこれだけを押さえておけばOK。

 性描写がない場合、「もし性行為に及んだら」を仮定して考える。プラトニックの場合も同様。どうしても考えられない場合は「受け攻め無し」。
 指や道具などについてどう定義するかは諸説ある。
 精神入れ代わりネタや攻の女体化など、さらに意見が別れるシチュエーションもある。
 百合や男女カップリングの場合、受け攻めの定義自体人によって見解が異なるようだ。







リバ(リバーシブル)について

リバについては複数の意味や見解が入り乱れている。

リバの表記
  • ABA、BAB
リバは通常このどちらかで表記する。ABAはABよりのリバ、BABはBAよりのリバとする人が多いが、両者に差を付けないという人もいる。
ジャンルやカプによってはさらに専用の表記をする事もあるらしい。

リバの分類
  • 同軸リバ
 最も狭義のリバ。同軸リバとは「その作品の世界観の中で」「AがBを抱く、BがAを抱く、その両方がある」作品の事である。AとBがただ並んでいるだけの一枚絵であっても、ABエロのみの作品であっても、作者が想定さえしていれば同軸リバになる。しかし同軸リバの中でも、実際に挿しつ挿されつのエロ有り作品以外はリバと見做さない人もいる。
  • 別軸リバ
 一人の人がABとBAを別々に扱っている。それぞれは別の世界観であってつながらない。しかしAB作品であってもその作品内で過去あるいは未来にBAを想定している作品も珍しくなく、リバが苦手な人間にとっては別軸リバもリバとして数える事が多いため、リバ者との間に齟齬が起きがちである。
  • 嗜好としてのリバ
「ABもBAもどちらも好き」「描くのはABのみだがBAも好き」という、嗜好としてのリバ。

その他のリバ用語
  • リバキャラ
 BがAに対しては受(AB)、Cに対しては攻(BC)の場合、Bを指してリバキャラと呼ぶ事がある。

  • なんちゃってリバ
 性的な関係はあくまでABであるにも関わらず、Aが気弱で押され気味である、Bが男前に描かれている、Bが積極的であるなどの理由でリバ表記する。あるいは、逆カプのエロは読めないがエロが無い作品なら読めるので逆も好きと表現する人。「肉体的にはABだが精神的にはBA」という表現をする人もいる。精神的逆、精神的リバという表現は固定者とリバ者のいずれから見ても紛らわしい。
 なんちゃってという表現は侮蔑的ともとられかねないので一考の余地あり。



固定とは

「受が攻、攻が受になるのが苦手な人」「どんな組み合わせであろうとAは常に攻、Bは常に受である嗜好」を表す「受け攻め固定」を略してここでは「固定」と呼ばれる。
AB両者ともに固定の場合は「受け攻め固定」「左右固定」、AとBどちらかの場合「Aは左固定」「Bは右固定」。
「AとBとの組み合わせのみに萌える人」の事は上記の「固定」とは分けて「組み合わせ固定」と表現する。


「精神的」

 「肉体的にはABだけど精神的にはBA」というような表現について。
 受が攻めようとしている、攻に受けるつもりがある…と思われがちであるが、そういう用法は少ない。
実際には「男前受」「へたれ攻」「受が攻を守る」等、「精神面でBがAより優位に立っている場合」に用いられる事が多い。あるいは「BからAに好意の矢印が出ている」場合など。
 精神的だけで肉体的には逆転しないならいいとも思えるが、後々肉体的にも逆転する人は多くややこしい。
 上記の「なんちゃってリバ」と被る。



女性キャラとのカップリングについて

 受と女性キャラとのカップリングについては固定者の中でも意見が分かれる。
一切駄目だという人もいれば、公式カプに限り可という人、捏造であっても別腹だから可という人もいる。
男女である以上通常は受×女となり、女×受と表記した場合本来ならば道具を使うか男体化しての肉体的な女キャラ攻に限られる。しかし実態は受×女であっても女キャラが積極的であるという理由で女×受と表記する人もいる。
最終更新:2012年11月10日 11:40