ユグドラシル廃図書館

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《ユグドラシル廃図書館/The discarded Library of Yggdrasill》

ユグドラシルに大量に放置されている旧世代の情報端末。
高高度地域に位置することが多く、湿度、昆虫ともに少ないため、書籍の痛みが少ない。

現在ではユグドラシルの自然融和思想と相反するため、一種のタブー的な地域となっている。
デジタル化されていないデータのため、検索、収集ともに非常に困難。
消失した技術、era2の発端となった書類なども混入されていると噂されているが、真相のほどは定かではない。

era3、エラミーが単身侵入、大量の書籍の読解を行おうとしたが、挫折、廃棄。

しかし、そこから持ち帰った一冊の本はera2の幕開けとなった事件について、
そしてソレグレイユの母体となる機関のera3まで続く腐敗体制について記されたものだった。


『使えない。舌打ちをする。乾燥した風が私を馬鹿にするように本のページをめくる。
 ここは廃図書館。ユグドラシルの事だから、どうせ重要書類でもタブー化して保管してあるかと思っていた。
 奴らのやりそうなことなのだ、こういう目立つ場所に重要なものを隠すのは。
 似合わないドレスだって着込んで、あんな忌まわしいことをしてまで、何とか通行を許可してもらったのだ。
 土産の一つ持って帰れなくて如何する。

 ここにあるのは何の意味もない、単なる本ばかりだ。くだらない研究書だ。
 今はこんな生物なんてどこにも生きていない。当時の環境を記した物だって、検閲が入ったように塗りつぶされている。
 大きくため息をついた。トランクを開けて、爆薬を取り出す。ここの廃図書館を全部潰してしまうくらいの量、奪ってきた。
 本棚に爆薬を仕掛け、本が取り出されたら起動するようにセットする。
 電池式だが、電池が切れる頃には全員ここの存在を忘れているだろう。
 トランクが軽かったら怪しまれる。私はそこらへんに散乱している本を詰め込むと、クソ、と呟いて歩き出した。
 髪を伸ばしたのも、筋肉量を減らしたのも、奴らのマナーを学んだのも、全て無駄になった。全く、無駄になった』
―――反逆者エラミーの回顧録より

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