《ソレグレイユ第三スラム、ニナヴァラ/Ninaveila,The thrid slum of Solgreiyuu》
ソレグレイユの西沿岸部に位置する、薄汚れたスラム街。
大気、水質の汚染が深刻であり、ソレグレイユの現在の大都市部では『人の住む所ではない』と言われている。
ソレグレイユの開発、発展はセラミックと浄化の時代でもあったが、同時に、タールと汚染の時代でもあった。
行き過ぎた開発のひずみはどこかで支払わねばならない。
ここ、ソレグレイユ第三スラムも、元は『ニナヴァラ』という工業の盛んな、era3の幕開けとともに一時代を築いた都市であった。
毎日、サルベージされた
旧時代の遺物の復旧が進められ、機械の息吹があった。
しかし、転機は唐突に訪れた。サルベージ品の枯渇である。
元より資源を海底に眠っている資源に頼っていたニナヴァラは、急速に疲弊していった。
当時のニナヴァラの権力者たちはそれを打開するべく、大量の油圧駆動機械を導入、地下資源の採掘を行った。
だが、到底内陸部の資源に勝てるはずもなく、ニナヴァラは廃れていった。
今では、ジャンク品を漁り、都市部に持ち運んでいく浮浪者たちや、
当時の繁栄への返り咲きの希望を捨てられない老人たちが残るばかりとなっている。
最終更新:2022年08月29日 18:59