ルーシャン窟への強制捜査


『ルーシャン窟への強制捜査』

ヤードインに無数に存在するルーシャン窟への警備隊の立ち入り調査は、この街ではよく見る光景である。
この街から押収されるルーシャン(麻薬の一種)の量は年間で1000万トンに及ぶが、
廃棄されている量は一年で500万トンにも満たない。
つまり、押収されてから破棄されるまでの間に、実に半数のルーシャンが横流しにされているというわけである。


『緑色のアメーバが部屋の中を飛んでる。あっ今増えた、いや、減った。ちがう、僕がアメーバなんだ。
 ふわふわと飛んでこの狭い部屋から出ることができるんだ。?違う、僕は出ようと思えば出られるんだ。
 今日も通りをぶらついてきたところだ。だから、この扉をおして遊びにいこう。あれ、開かない。あけよ。
 なんで出してくれないんだよ。出せ出せ出せ出せダセ出せだせダセダセダセダセダセ………』
―――収監中のルーシャン常用者の書いた日誌

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最終更新:2022年08月31日 18:26
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