ドラコニウス


《狂王》ドラコニウス

《虐殺王》《黒衣の暴君》あるいは単純に《人喰い》と呼ばれ、恐れられている怪物。
月のない夜に犠牲者を求めて彷徨う悪鬼であり、戦争の狂気に冒された、
もしくは悪魔の呪いに蝕まれた古の王の成れの果てだと言い伝えられている。


言い伝えによれば――
彼は、かつてオールグリーンの西部に存在したランツヴァルトという国の最後の王であり、
度重なる他国からの侵略や悪魔の襲撃をことごとく退けた勇猛なる英雄であったという。

しかし、絶え間なく続く戦乱は少しずつ、そして着実に彼の肉体と精神を蝕んでいた。

やがて彼は「より強大な、何者も寄せ付けぬほどに圧倒的な力を」と求めるようになり、
ついには『禁断の力』――とある悪魔との契約だったとも、太古に禁じられた邪法だとも伝えられている――を手にするため、
戦争で捕らえた捕虜や自国の兵士、さらには領内の幼い子どもの命までも犠牲にする暴君と化していった。

そして、その行いの報い、あるいは『禁断の力』の暴走によって護るべき国と民のすべてを失った彼は、
闇夜を永久に徘徊する亡者と成り果てたのだという


また、近年ユグドラシル政府が『ランツヴァルト跡地』と目される荒野を発掘・調査した結果、
人為的な加工を施された悪魔の死骸が大量に発見されたため、彼が求めた『禁断の力』とは、
デビルデバイスデモニックドレスのような『悪魔を軍事利用する術』だったのではないかと推測されている。

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最終更新:2022年08月28日 23:30
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