神への反逆の報い


神への反逆の報い

殺された。
殺された。
殺された。
殺された。
殺された。
殺された。
殺された。
殺された。
殺された。
殺された。
殺された。
殺された。
殺された。
殺された。
殺された。

私の所為だ。私が、あの装置を造ってしまったから。奴らを見てしまったから。皆に相談したから。

殺されてしまった。

私が、二人を……■■■■。

「__」

声がした。無機質な床に倒れ伏し、己が血で赤い服を更に紅く染め上げた、私たちの恩師。
声がした。私の腕に抱かれて、か細く消え行く火を必死に燃やして、それでも何かを伝えようとする、私の親友。

『奴らに、渡してはならない』

『奴らを葬れる神殺しの力を』

『奴らを、私たちを、全てを育んできた、真の神の火を』

『渡してはならない』

……そうだ。何の為に皆は私に協力してくれたのか。何の為に二人は襲われたのか。全てはそこにある。

そう言って、静かに息絶えた二人を背に、私はその『影』と対峙する。

渡さない。渡してなるものか。

絶対に、二人の意思は私が守る。

絶対に。


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最終更新:2022年08月30日 22:12
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