大家族、食卓を囲む
教会や
協会には
超能力を発現させた
能力者が多く集まり、さまざまな理由から身を寄せ合っている。
受け入れられる能力者はそのすべてが戦闘員というわけでも、研究員というわけでもなく、
戦闘向きでない能力や、力の発現に乏しい者。超能力者ということで忌み子とされ、ここに預けられた者。
教会に所属している人々は、多かれ少なかれそういう理由でここにいる。
だからこそ、身を寄せ合う彼らは自分たちを家族と呼び、寝食を共にする。
力のある能力者は戦闘員や研究者として各地を飛び回っているが、1年の終わりと始まりの日には、
近くに住む住人も交え、鍋をつつき、談笑を交わし、心と体を温める。
この日ばかりは、この家族からこの場所から、笑い声が絶えることはない。
最終更新:2022年08月31日 18:41