ヴェルゼム


城砦都市 ヴェルゼム

ユグドラシル北西部の辺境に位置するヴェルハーブ山の中腹に張り付くように存在する城砦都市。
元は、付近で発見された霊晶石の鉱脈を採掘するために建設が始められた鉱山都市であったが、
やがて霊晶石から放出されるマナに惹かれた魔物が大挙して襲来するようになったため、
採掘事業は中断され、半ば放棄されるようになっていった。

そして、そのまま魔物に荒らされ、朽ち果てるかと思われていたこの都市を救ったのが、
当時教会から離反し、独自の活動を始めたばかりの魔物対策推進派の悪魔祓い達であった。

《光神》ルーク・マクキァンや《千剣》バルドゥイン・エッケルをはじめ、
A・Sランクの悪魔祓い十数名を含む大兵団として現れた彼らは、
それまで街を占領し蹂躙していた魔物たちを数日で駆逐し、住民たちを開放したのである。

その後、この働きに対する報酬として、時のユグドラシル皇帝からヴェルハーブ山を含む一帯の統治権が
主導者であったルークに与えられたことで、彼らは"教会"から独立するための基盤を手に入れ、
"協会"という新たな組織の設立に成功したのであった。


それから半世紀以上が経ち、現在では採掘される上質の霊晶石や
周囲に棲息する魔物を素材とする魔武装の一大生産地として、
また、各地に点在する魔物狩りギルドの総本部である『ターラ城砦』がそびえる街として、
魔物狩りの聖地』という呼び名で知られている。

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最終更新:2022年08月29日 23:34
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