『メルシュテル第11区画ヘブンズアイランド』
ソレグレイユの首都・
メルシュテルの全12区画のうち、リゾート地としての役割を持つ区画。
貿易都市
トラムツキーのほぼ真隣りに作られたこの地区は、広さだけなら他の区画の10分の1の広さしかない。
しかし、その小さな範囲内では日々莫大な金が動き、ソレグレイユ全体の経済を刺激している。
施設の内訳は青い海と光る太陽と白いビーチ、そして
久平等から輸入した木々で作られた
"人工の"太古の密森が楽しめる自然観賞エリア(画像・中)と、
各種スポーツ観戦の可能なドームや、大規模な国営カジノといった最新の娯楽施設が揃った
人工島エリア(画像・右)の二つのエリアに分かれている。
シンボルとなっている人工島の建造物「ヘブンズタワー」は、人工島全体を娯楽施設に作りかえた夢の塔。
上に行くほど高級な娯楽やカジノが楽しめ、一日でソレグレイユの国庫に迫る金が動くという。
そんな夢の島だが、実はこんな暗い都市伝説もある。
それは、実はヘブンズタワーには「地下」が存在し、そこに押し込められたギャンブルの敗者たちが
このヘブンズアイランドのリゾート化事業に無理矢理従事させられているというものである。
それが事実か嘘かはわからないが、
ヤードインほどでは無いにしろここにもマフィアの手が及び、
麻薬の密売や違法なカジノ運営が日々摘発されているのは紛れもない事実だ。
先ほどのような突飛な噂も「ひょっとすると……」と思わせる闇の顔が、ここには存在するのである。
左の画像は、トラムツキーの小さな埠頭から望む雨の日の人工島エリア。
貿易の要であり、この国の海の玄関口でもあるトラムツキーからよく見えるよう設計されたこの島は、
闇の部分など一切感じさせない幻想的な光を放っている。
関連項目
最終更新:2022年08月30日 22:15