θ(シータ)


《試作D3兵器θ(シータ)》

あらゆる局面に単機で対応可能というコンセプトで開発された、悪魔の力を与えられた少女たちの一人。
特徴がないのが特徴という意味ではΣ(シグマ)と似ているが、全ての点において遥かに上位の性能を実現しており、
火力ではΔ(デルタ)、機動性ではΗ(イータ)に一歩及ばないものの、
総合的な戦闘能力では頭一つ抜けた、非常にバランスの取れた万能機である。

魔術研究院で開発された接近戦用の凶装具「Messer(メッサー)」の出力を強化し、
同じく魔術研究院製の鎖型凶装具と合成することで、扱いにくさと引き換えに
射程の延長と多角的な運用を可能にした中近距離用の専用凶装具「Messerschmitt(メッサーシュミット)」を装備し
本人の元になった悪魔から受け継いだ幻覚魔術と合わせることで1VS1における圧倒的な戦闘能力を有している。

ソレグレイユ製の対D2兵器への対策に対しては過剰ともいえる彼女の性能に関しては、
調整に立ち会ったマイスナー自身がモンモラスに指示したという記録が残されており、
彼女はソレグレイユの重兵器対策というより、一騎当千の毛色の強い教会悪魔祓い
ひいてはユグドラシルの魔術師に対するカウンターエースとしての目論見があったのではないかと考えられる。

これは彼が戦後、ユグドラシル帝室との武力衝突や、
その際にD系統の兵器を叛逆の武器にしようとしていたことの一つの根拠と言えるだろう。


尚、彼女には異常なまでの闘争本能の強化とという調整が施されており、
戦闘時においてはその戦闘狂ぶりを発揮したが、
味方への被害を鑑みない戦い方により周囲との衝突を繰り返していた。

第二次文明戦争の最中に「弱い連中に味方すればより強い相手と戦える」という理由により教会に寝返り、
そのまま戦後まで戦い抜いた。
その後は、教会所属の医師から精神の治療を受けつつ、戦闘力だけならばS級の評価を受けて
一騎当選の猛者のみで構成された、多数の討伐隊ではかえって相性の悪い上級悪魔専門の討伐を行う部署で日々を過ごしている。

+ タグ編集
  • タグ:
  • era3
  • ユグドラシル
  • 技術
  • 兵器
  • 人名

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年08月29日 18:50
添付ファイル