例外無駄合

例外無駄合=すぐとって即詰みになる合駒。
※合駒を取る攻方の駒は問わない。また、即詰があったとしても、合駒をとっての即詰でなければ例外無駄合ではない。
そもそも例外無駄合を定義付けたのは狭義~最広義を考えた後の付け足しです。
狭義及び広義は合駒をしなかった場合とする場合を比較するものですが、
合駒をした後直ぐ詰むものについては比較しようがなかったので私たちは補足としてこのような定義を考えました。

分類

さて、例外無駄合は次の3種類に分けることができます。
やっくんさんの定義をお借りして
覗き王手:隣接王手でない離れた地点からの王手 
という言葉を使って説明します。
また、飛駒は飛・角・香の事とします。

また、冬眠蛙さんのブログも大変参考にしました。
(主にCtrl+F「無駄合」


  • X型
X型=飛駒Xで覗き王手し玉方が合駒をしたとする。その合駒をXで取りながら王手して即詰ならば、その合駒をX型の合駒とする。
下図はX型の例です。2つ目は後手の持駒が桂以外駒箱という設定でサンプルとしては少々不適切ですが、性質上こうしておきます。


2つ目は3手目▲2一歩成でも詰みますが、X(▲3二飛)によって詰ますことができれば、X型に分類される(次のXY型には分類されない)という事です。
X型は全て自明無駄合と考えています。3つ目は1つ目,2つ目と本質的には同じだと思いますが、少し性質が違うので挙げておきました。
有効合に考える方もおられるでしょうか?意見をお待ちしております。
※まだサイトが完成していないので意見を投稿する場所はありません。お待ちください。


  • XY型
XY型=飛駒Xで覗き王手し玉方が合駒をしたとする。その合駒をYで取りながら王手して即詰であり、且つその合駒がX型でないとき、その合駒をXY型とする。
下図はXY型の例です。


この1手目の局面が詰め上がり図の詰将棋は、これまで多数発表されています。自明無駄合と言えるでしょう。
私達は最近まで、XY型は全て自明無駄合だと考えていました。
そんな中、冬眠蛙さんのブログで 無駄合判定その2.5 を発見してとてもびっくりしました。
この件については左メニュー グレーゾーン(2)例外無駄合XY(Z)型をご覧下さい。

  • XYZ型
XYZ型=飛駒Xで覗き王手し玉方が合駒をしたとする。その合駒をYで取るとZで王手になり即詰であり、且つその合駒がX型,XY型でないとき、その合駒をXYZ型とする。
冬眠蛙さんのブログ 無駄合判定その2 での言い方をお借りすれば、「間接両王手」とも言えます。


恐らくXYZ型は全てグレーゾーンです。無駄合と考える人も居れば、有効合と考える人も居ます。
また、定義付けがめんどくさいから無駄合にしちゃえ、という見方をする人も居ます。


XYZ型に関連するものとして
XYZ型の合駒を複数回する再帰型復元型という合駒があります。

例外無駄合と関係が深いページ

最終更新:2012年07月26日 23:17
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