【人物列伝:射命丸文】
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『射命丸文』
クール家が誇る腕利き諜報員にして美人記者(当人談)。
やらない夫はこの時代の武将の中でも特に情報を重視した人物であり、クール家の数多くの
武勲の裏側には、彼女の尽力が欠かせなかったと彼は後年述べている。
普段は飄々とした、ある種常にふざけているような態度の人物であったが、
彼女に親しい人物は殆どが彼女を『一見ふざけているけど、実は物凄く真面目な優等生タイプ』
と称している。
また、スタイルの良い美人であったと伝わっている一方で、やらない夫との恋愛ではルサルカや
シュテルに比べとても奥手だったようだ。
諜報員という仕事柄故に史書に名が目立つ事は無いが、唯一グラズヘイム戦での大山脈
外縁部突破作戦ではヴィルヘルムやレミリア、カズマらの名だたる武人を先導する為に、
愛するやらない夫の為に自ら危険な突破作戦に志願したと伝えられている。
結果として彼女の優れた探査能力やヴィルヘルムらの武勇が相まって、突破作戦は成功。
ゲート・オブ・バビロンに侵入した後はエルフィール・トラウムの作ったフラムを用いて爆破工作を行い、
ヴィルヘルムらに先んじて脱出。グラズヘイム戦の勝利に大きく貢献した。
グラズヘイム戦後の884年6月に、やらない夫・クールと婚姻。
シュテル、ルサルカらと共に大きな結婚式を挙げた。他の二人が各々国家の重鎮の家の娘と
敵国からの亡命者(元重鎮)の娘だったというのに対して、文自身は特になんでもない一般人の娘だったらしい。
戦後はやらない夫の妻にして、いざという時は敏腕諜報員、普段はアーランド周辺の情報を発信する
記者としての活動を続けつつも、娘を出産。
やらない夫からすれば次女となる娘は、ヤムチャ領に嫁入りし――――ヤムチャとパチュリーの長男を
尻に敷いたという。どうやら母に似て、かなりのお転婆だったらしい。
しかし実は、娘も母に似て色恋沙汰が苦手だったという逸話も残っている。
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